金豚の投資ブログ

お金・投資のことについて有益な情報を提供します!

【企業型確定拠出年金】_メリットとデメリットの詳細解説

みなさんこんにちは!金豚です。

今回は、【企業型確定拠出年金】について解説していきたいと思います!主に会社員が対象となる本制度であり、将来の資産形成として良く耳にするかと思いますが、いったいどのようなものなのか?について解説していければと思います。

 

※このページは広告を含みます

 

大前提として、当ブログにて公開した内容については金豚が経験等に基づく個人的な見解となります。正確性の100%担保はできません。最終判断はご自身の責任とご判断で行っていただきますようお願い申し上げます。当ブログにより何らかの損失が発生した場合でも理由の如何を問わず責任は負えませんので、何卒ご了承ください。

 

 

1.企業型確定拠出年金とは?

 企業型確定拠出年金(通称:企業型DC)は、企業が従業員のために積立金を拠出し、

 従業員がその資金を運用して将来の年金を準備する仕組みです。日本では特に若年層

 の将来の年金受給額が不安視されている中で、企業型DCは重要な役割を担っていま

 す。以下に、メリットとデメリットについて詳しく説明します。

 ※DC=Defined Contribution(拠出額が決められているという意味です)

 

2.メリット

 2ー1.税制優遇が受けられる

 拠出金が所得控除の対象になり、課税所得が減るため、所得税や住民税が軽減されま

 す。運用益も非課税で運用でき、一般的な投資と比べてリターンを最大化しやすい点

 が魅力です。将来、年金として受け取る際も、退職所得控除や公的年金等控除の適用

 が可能です。

 2ー2.企業のサポートが受けられる

 企業が拠出金を負担してくれるため、自己資金なしで将来の年金資産を増やすことが

 できます。一部の企業では、拠出額の増加や運用に関するアドバイスを提供するな

 ど、より手厚いサポートを行っています。さらに、マッチング拠出といった従業員の

 方から掛金を上乗せして拠出できる制度があります。

 2ー3.資産運用の自由度が高い

 自分で運用する金融商品投資信託、定期預金など)を選択することができ、個人の

 リスク許容度や投資スタイルに応じたポートフォリオを組むことが可能です。

 自分の裁量で資産配分を見直すこともでき、リスクコントロールがしやすい点もメリ

 ットです。折に触れてリバランス(配分変更)やスイッチング(これまで購入・運用

 してきた商品を売却して、別の商品を購入する手続き)を行い、最適な状態に

 することができます。わかりやすいイメージ図があったので、参考に示します。

 ★リバランス(配分変更)

参考 https://www.resonabank.co.jp/nenkin/ideco/column/difference-change-switching.html

 ★スイッチング

参考 https://www.resonabank.co.jp/nenkin/ideco/column/difference-change-switching.html

 

 2ー4.老後資産形成の意識が高まる

 定期的な運用確認や資産配分の見直しを通じて、自分で資産を管理する意識が高まり

 ます。これはその人自身の投資リテラシー向上や、老後の資産形成に対する意識の

 向上にもつながり、大きなメリットだと考えています。ただし、ほとんどの商品が

 いわゆる「ほったらかし」状態になるので、ぜひ上述のリバランスやスイッチングを

 してみると意識が高まります。

 

3.デメリット

 3ー1.元本割れのリスク

 投資信託などの運用商品を選択した場合、マーケットの変動により元本割れするリス

 クがあります。特に、運用知識が少ないまま運用を始めると、リスクが高まることが

 あります。ただし、法令上問題ないきちんとした商品が並んでいるので基本的には

 そこまで変な商品はありません。ですが、信託報酬が高額であったり、解約時に手数

 料がかかるといった商品もありますのでしっかりと確認が必要です。

 3ー2.自由な引き出しができない

 積み立てているお金は原則として60歳までは引き出しができません。急な資金需要に

 対応できないため、他の貯蓄手段も併用する必要があります。用途が将来用なので、

 ないものとして考えた方が良さそうです。

 3ー3.運用に対する知識が求められる

 自分で運用商品を選択するため、金融知識が求められます。投資初心者にはどの運用

 商品を選ぶべきか迷いやすく、リスクに対する理解が不足していると運用に失敗する

 可能性もあります。金豚の兄弟にも企業型確定拠出年金を採用しているところです

 が、兄弟自身が良く理解しておらず、元本確保型の残念な商品で運用しております。

 明確な投資方針を持ってしてならばわかりますが、若い時から時間を味方につけるこ

 とで投資信託の運用益を最大化する方がベターと考えております。

 3ー4.企業の制度変更リスク

 あり得なくはない話として、企業が確定拠出年金制度を廃止したり、拠出額を減額

 する可能性もあります。これは加入者にとって予測が難しいリスクですが、頭には

 入れておいた方が良い事項です。ただし、確定拠出年金制度を廃止する代替の手段を

 見つけることが難しいため、可能性としては限りなくゼロに近いと考えております。

 3ー5.手数料負担がある

 運用商品の手数料や管理費用がかかるため、長期的な運用では手数料が資産形成の

 パフォーマンスに影響を与えることがあります。3ー1でも触れていますが、意外にも

 手数料がバカにならないので、投資商品情報はある程度確認した方が無難です。

 だいたいの企業では、投資商品の追加などの情報が従業員に開示されるはずなので、

 その時に運用タイプなどの確認と一緒に注意して検討する方がベターです。

 

4.金豚の見解とまとめ

 上記でメリットとデメリットを述べましたが、企業の中でも企業型確定拠出年金か、

 もしくは退職金を前払いして給与に組み込んでいるパターンなど、人によって向き

 不向きがあります。特に向いている人として、長期的に資産形成を考えている人や

 税制優遇を活かしたい人、また資産運用に関する一定の知識を持っている、もしくは

 学ぶ意欲がある人に向いています。企業のサポートが得られるため、自分で資産運用

 をしてみたいがリスクを抑えたい人にも適しています。金豚も企業人としてしっかり

 確定拠出年金制度を利用しています。企業側で用意された商品があまり良いものでは

 なく、海外株式のインデックス型一択で運用しています。ここ数年はアクティブ型も

 運用していましたが、結局のところインデックス型とあまりパフォーマンスが変わら

 ず、さらに信託報酬額が高かったので、所有していた分は売却して今のインデックス

 型にスイッチングさせました。このように、若いうちは色々と商品を運用してみて

 様子を見てみるのも1つの手です。ただし、年齢が上がるにつれてリスク系の商品

 ではなく債券などの守りの商品に移行していくことをおススメします。

 自分のライフプランやリスク許容度に合わせて、他の貯蓄制度(iDeCoやNISAなど)

 と併用しながら、老後資産形成の一環として取り組むと効果的だと思います。

ここまでお読み頂きありがとうございました!皆さんの投資判断の一助になれば幸いです!

 

ファイナンシャルプランナーへの相談に興味がある方はこちら。

★金豚おススメの無糖炭酸水です。

強炭酸 無糖 キリン レモン 炭酸水 ペット 500ml×24本(1ケース)【送料無料※一部地域は除く】

価格:2698円
(2024/9/14 17:10時点)
感想(0件)